#75 電話ボックス


提供者:DONさん
体験者:DONさんの友人
場 所:青葉区(スポット#113「某キャンパス」)
掲載日:1999/01/03

今から10年ほど前、友人は某国立大学に通っており、 キャンパスは青葉山の上にありました。 (理学部だったような気がします)
で、ある日学校が終わったら彼女のアパートに行く約束をしていましたが、 研究か何かで学校を出るのが遅くなり、 ふもとへ向かう道の脇にあった電話ボックスから 彼女に電話をしようと思ったそうです。
(場所は青葉橋とかいう、ちょっと夜景がきれいなため、 よく夜になると車が停まっている橋より山側に100mぐらい行ったところです)

時間は夜の10時ぐらいだったそうです。
彼はボックスに入ると彼女に電話したそうです。
すると開口一番彼女が
「あのね、今から何が起こってもそこから出ちゃだめよ。
そして返事をしたり振り向いてもだめ。わかった?」
と言ったそうです。

理由を聞いても何も教えてくれなかったそうですが、 実はその彼女は霊感がものすごく強く、 彼も何度と無くそうゆう状況を経験していたので、 彼女のいうとうりにしようと決めたそうです。

するとやがて遠くから「タッタッタ」とかなりの速さで 人の走る足音が近づいてきたそうです。
そしてその足音はボックスの前で止まると、
「ダンダンダン!」
と背後でガラスドアをたたく音がして、 誰かが入ってこようとしているかのように 彼の背中にガラスドアがグイグイ押し付けられてきたそうです。
さすがに彼は恐くなり後ろを振り返りたくなったそうですが、 受話器から彼女の
「お願いもう少しだから絶対後ろを見ないで!」
と言う声が聞こえたために、ずっと耐えていたそうです。

やがて急にドアを押していた力が抜けるとまた 「タッタッタ」と足音がしてだんだん遠ざかっていったそうです。
同時に彼女が
「もう大丈夫、早く来てね」
と言ったそうです。
彼は一目散に外に出るとスクーターにまたがり逃げるようにして 彼女のアパートへ向かったそうです。

ちなみにその電話ボックスは数年後になぜか撤去され、 スタンド式?(棒の上の台に電話が乗っているやつ)になりました。
今はどうなっているのか私も行っていないのでわかりません。