#610 絶対離れない...


提供者:いちのせさん
体験者:本人と友人
場 所:仙台市内(?)
掲載日:2008/08/09

未だに信じられない体験を皆さんに聞いてもらおうと思い投稿します。

今から20年位前の話なんですが、
「俺は霊感が強いから部屋に霊がたまって毎日心霊現象が起こるんだ」
と言っては女の子を部屋に呼んでいるやつがいました。
まあ、私はそういう現象は気のせいで片付けてしまうので、
『よくやるなぁ〜』
ぐらいにしか思わなく、たいして気にも留めていませんでした。

そんなことが一年以上続いたある日、突然友人が
「今晩家に泊まりに来てくれないか?」
と言うのです。
『男を部屋に呼びたがらない友人がいきなりなんだろ?
何か困った事でもあったのかな?』
と、日常的な相談に乗るつもりで友人の家に行きました。

友人の部屋に入ったときに妙に部屋の空気が"けぶっている"ような気がしました。
「なんか部屋の雰囲気がへんだよ?どうしたの?」
と聞くと、最近夜うるさくて眠れない、とのことでした。

まず、人が廊下を歩く音がし始めて、 やがてドアを開けないで部屋に入ってくるのだそうです。
そしてずっと無視をしていると、 朝方まで枕元で顔を覗き込まれている感じがするというのです。
まあ、一晩とまってやって何事もなく時間が過ぎれば
『気のせいだよ。だけどもう心霊ネタで女の子連れ込むのはやめた方がいいね』
と友人の問題行動を諭せるとそのときは考えていました。

時間が過ぎ、深夜になるにつれておかしなことが起こり始めました。
まず、紐で引っ張ってつけるタイプの電気が パチパチ切れたり入ったりするんです。
友人がトイレに行ったりお茶を入れに行ったりして 一人になったときに限って。
リモコンではないテレビのチャンネルが変わったり音がでかくなったり・・・
まるで帰れと言われいているような気がしました。
友人にその旨を伝え、
「本当にうるさいね」
と言うと見る見るうちに顔が青くなっていきました。

聞くと、実は友人本人には何も実害はなく、 連れ込んだ女の子が足音がうるさかったり 寝顔を覗かれたりすると言うということで、 うるさくて眠れないのは部屋にいる部屋の主以外の事のようでした。
何でそんな風になったのか悩む友人に、
「自業自得でしょ?自分がうるさくなければそれでいいじゃないか」
と家に帰ろうとしたのですが、泣き落としに負けて帰宅を断念しました。

深夜1時過ぎ、足音がし始め廊下をうろつき始めました。
友人は眠ってしまって全然気がつかないようなので、 私は一人で廊下を覗いて見ました。
・・・誰もいない。
無視をしていると部屋に足音が入ってきました。
友人はベットで眠っていて、私は床の上に布団を引いて眠っていました。
私の周りをぐるぐる歩き回るのです。
『これはたまらんなぁ』
と思いながら目を開けると、誰もいない。

友人を起こして事の次第を話し、
「うるさくて眠れないので帰りたい」と言うと、
「ベットで一緒に眠れば、布団の回りを歩かれないし、いいだろう」
と引き止められました。
まあ、私も生まれて初めての意識が完全にある状態の 心霊現象に少し好奇心が沸きていたので朝までいる事を了承しました。

朝方近く足音も止み
『静かになったなぁ』
と思っていると、顔を覗き込んでいる誰かの気配に気がつきました。
目はつぶっていますが、女性だとわかります。
目を開けようとしても今度は開きません。
体が動かないのです。
指先から少しずつ体の自由を取り返していき、 最後の目を開けました。
...誰もいません。
次の瞬間ベットの下をつめで引っかく音がし始めました。
聞いてない現象に面食らったのですが、 明らかにつめで引っかいたり、叩いたりする音と 振動が私に伝わってきました。
私は、『今下にいる!』と思った瞬間、
ベットの下を覗き込んでいましたが、やっぱり誰もいませんでした。
私の行動がよほど気に入らなかったのか、 ベットの裾の布団を跳ね上げたり、 床を引っかいたりする音がヒステリックに続きました。

後日友人は心霊現象の話をピタリとやめ、 バイト代でやっと買ったベットを捨ててしまいました。

私の話を聞いた数日後、ベットをどかしてみると 床とベットの裏に爪で引っかいた後が一面に残っていたそうです。
そういえば女性の笑い声と話し声が聞こえていたのですが、 あまりの心霊現象に友人に声の事は伝えていませんでした。
『絶対離れない...』そうです。
少し気がかりです。

幼少期のお盆の底冷えする話もあるのですが、 今はお盆が近いので控えておきます。
乱文で失礼しました。