今は引っ越してしまいましたが、以前
○×に某高校がありました。
校庭の片隅には合宿所があったのですが、その合宿所での話です。
合宿所のすぐ脇に鉄道の線路があり、 そこで自殺を図った人がいて、その霊が出るという噂があったのですが、 夏休みの合宿の時、部員たちは興味本位で線路に 一番近い部屋に寝る計画を立て実行しました。
初日の夜、話も飽き、そろそろみんなが寝静まった頃・・・
私の足首を誰かが掴んでいます。
その手は冷たくも暖かくもなく、ただハッキリと掴んでいる指先の
感触がわかりました。
首を持ち上げて足元を見ると、そこは壁。
人が立つ隙間もありません。
が、手はまだ足首を掴んだままです。
私は、こういう経験を数多くしていたので特に声を上げることもなく、
他の人が起きてしまわないように私だけで退散してくれることを祈りました
が、私の足首から手が離れると今度は、隣に寝ていた人が
『誰かが私の足首を掴んでるっ!』
と声をあげ、今度はその頭越しに寝ていた人が
『布団を引っ張ってる』
と言い出し、次々と変な現象がおき始めたため、
みんな起き上がり何故か窓を開けて線路を見ました。
遠くの方から”ピー! ゴー”と電車の走る音が聞こえてきましたが、
一向に電車が近づく気配がありません。
そのまま窓から外を覗いていると青白い光のようなものが
一瞬目の前をスッと通り過ぎて行きました。
時計を見ると電車が走っている筈もない深夜2時過ぎ。
その後で、学校でもそれらの現象は有名な話になりました。