仙台を離れはや20数年、かの地は当時連坊小路、新寺小路と言っておりました。
私の住まいしておりました処は、なにを隠そうや・・・そう
あの焼場の見える無縁墓地のあった処でしたゾ。
あのころの便所は外便所で夜のトイレにはなかなか行けなかったのです。
トイレの中の隙間から無縁仏が見えるのです。
そばにはおおきないちじくの木がありました。
ある蒸し暑い夏の深夜1時ごろだったでしょうか、その夜は雨が降っておりました。
(今思い返せばまさにおばけの出そうな設定でした)
なぜかその夜の出来事はいまでも覚えております。
ねぼけていたせいもあったのでしょうが、
豆電球のあかりだけのそのトイレで、
用事をすませ立ち上がってすきまから外を覗くと真っ暗闇にもかかわらず、
いちじくの木の下にボォーとした、ステテコパッチを履いた近所のオッサン
ともおもえる人が立っておりました。
ねぼけ眼でついつい声をかけてしまったのです。
オーマイゴッド!
「なにやってんのぉー」・・・
するとその”ひと”はこちらも見ずに木の下から「スゥー」っと
音もなく体(物体)をスライドさせ、少し遠のくのでした。
その(物体)までの距離約4m 。
「こわーっ」・・・。
そのとき急に耳鳴りがして心臓が「ドキドキ」冷や汗をかいて転げるように
家にもどりふとんをかぶって眠れぬ夜を震えながら朝をむかえました。
母にその状況を話すといちじくの木のそばのいえの「おばちゃん」も
同じ体験をしたそうですョ。
その「おばちゃん」はとても度胸があってその(物体)に
声を掛けると同じように動いたそうですョ。
そばに寄ろうと声をかける度、距離を保つように移動したそうですゾ。
なんと恐い、不思議な体験でありました。
「めでたし・めでたし」
そんな体験は前にもあとにもその一件だけです。
あの周辺は墓も無いところでも、
掘ればいまでも骨がごろごろとでそうなところではありますが。
昔、地表1メートルも掘ると人骨がたくさん出てきたのを見ていた体験があります。
心霊・心霊と騒がなくても
恐いとおもえば木立さえ人型に見えるものですが・・・・。
でもなつかしいなぁ・・・
仙台、連坊小学校、東華中学校、二女高、仙台一高・・・・あぁ行きたいなぁ
墓参りもしばらくやってないし。
不景気でなかなかかえれないなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・。
私52歳 京都からの発信です・・・。