#552 嘘じゃないでしょ


提供者:FuMaさん
体験者:FuMaさん知人の知人(?)
場 所:仙台市内(?)
掲載日:2005/10/08

又聞きの話ですみません。

ある峠の公衆電話ボックスに"出る"という噂があり, 仲間内で「見に行こうか?!」という話になったそうです。
仲間の中では,唯一タケシとキヨシ(いずれも仮名)だけが
「んなもんデルはずね〜べ。嘘に決まってるのね!」
と全く信じていません。
軽自動車に男5人を詰め込んで、問題の峠に向かいました。

そこは,トンネルの手前にちょっとした駐車スペースがあって、 その端に電話ボックスがポツンと置かれているような場所でした。
駐車スペースに車を停めると
「ボックスまで誰か行って来い。」
ということになりましたが、誰も行く人はいません。
そうなると出発前の勢いを買われて
「タケシかキヨシが行って来い。」
となるのは至極当然の話です。
しかたがなくキヨシが行くことになったそうです。

車を降り恐る恐る電話ボックスに向かいましたが、 結局何も起こりません。
キヨシは暗闇の中にボーッと浮かび上がる電話ボックスの中に入り、 車に向かってツービートよろしくコマネチやピースを繰り返しています。
ところが,車から見ている4人には,電話ボックス全体に 浮かび上がる女の人の顔がはっきり見えていたそうです。
キヨシは何も知らず、その顔の中でコマネチやらを繰り返しています。

タケシは、その女の人が
『ねっ,嘘じゃなかったでしょ!』
と笑っているように感じたそうです。