#380 3つの墓石


提供者:GUFUさん
体験者:本人
場 所:秋田県(番外編75#「S霊園」)
掲載日:2002/09/07

霊の出るアパートを確かめに行こうということになり、 私と友人そして二人だけでは心細いということで、 霊感がものすごく強い友人(宗教関係の学校出身)と三人で夜中にそこに行きました。
アパートの中は勝手に入る訳にいかないので霊園の方に行こうとすると友人が、
「原因は、その霊園ではない。」
と言い出しました。
「どういうこと?」
と聞くと
「俺についてこい。」
と言うのです。
彼は霊園の奥の山の中を、どんどん歩いて行きます。
しばらく歩くと
「足もとの草をどけてみろ。」
と言うのです。
すると、小さく朽ち果てた墓石が三つでてきました。
かなり古いものらしく、やっと字が読めるかどうかという位汚れていました。
「なんでこんな所に墓石があるって分かったの?前に来たことあるの?」
と聞くと、
「来たのは初めてだが、気配で分かる。この墓は何十年もほったらかし。 あっちは、手入れもきちんと行き届いている。どういうことか分かるよな。」

彼のこの一言で、すべてを理解しました。彼は
「本当ならこの辺の草をきれいに刈り取って、 墓を綺麗に洗って、線香や水を供えるといいんだが。」
と言いましたが、私は彼がなんでこんな山の中に墓があることが 分かったのかということが恐ろしくて、それどころではありませんでした。
どう考えても人が歩くような所ではないし、 仮にそばを通りかかったとしても草ぼうぼうで、絶対に気がつかないと思います。
しかし、その朽ち果てた墓を見てるうちに私は気の毒に思い
「かわいそうだなー。」
というようなことを言うと彼は
「不用意に哀れみの言葉をかけるな。ついてくるぞ。」
と言うのです。
恐ろしくなった私は、一目散に家に帰りました。

その後3日間位、部屋の中のバキバキいう音に悩まされましたが、 それ以上のことは何も起こりませんでした。
けれども、その友人から電話があり
「どうやら俺の方に来たようだ。自分で御祓いをするから。」
と言うので彼の家に行ってみると、彼は白装束を着て祝詞を唱えていました。

結局、怪しい墓は見つけましたが、 私自身が霊を見るということはできませんでした。
しかしその後も、あの辺りで霊を見たという話を度々耳にしました。
現在あの霊園(墓地)はどうなっているのか、まだ霊の噂はあるのか、 御存じの方いらっしゃいましたら教えてください。