#375 繋いた手は


提供者:匿名希望さん
体験者:本人と友人
場 所:松島町(スポット#12「乙女の祈り」)
掲載日:2002/08/31

〜知らなくていいこと〜
世の中って、知らなければ良かったって思うことありませんか?
彼女も知らない方が良かったと思ったはずです。

「いやー、マジっすよ。Oさん(俺のこと)。あそこはマジでやばいっすよ。」

学生の頃、よくバイト仲間のうちで飲み会をやっておりました。
そこは、 太白区にある横にやたらと広いマンションの7階。
ホントかウソかは知らないが、 昔からそのマンションでは飛び降り自殺があるとのことで
(しかも7階から。その所為か、はたまた川沿いのためか, 深夜は夏でも廊下は涼しげでした。)
そこで、飲んでるとよく心霊話になっておりました。
(怖がりの奴がいたからが本当の理由だけど...)

そんな中で、俺がそこでバイトに行く前にみんなで行ったあの有名な ”ファビュラス・乙女の松”での体験を話すときに、 Aくんは俺に冒頭の一言を言いました。
その"乙女の松"体験ツアーの参加者は5名。
男性3名(A、B、C(飲み会不参加))女性2名(D、E)の内訳です。

「去年、うちらで夜中に行ってみたんですよ、 そしたら突然Dさんが霊見て大騒ぎになって逃げてきたんですよ。」
力説するAくん。
彼は決して噂や人の体験でビビるような人ではありません。
下手すりゃなんでもないと思えば松にショウベンをひっかけかねない人です。
(ちょっと、ヒドイ言い方かなぁ・・・)
そんな、彼が言うのだから、ちょっと信憑性があります。
すると、Dさんも
「向こうの木のほうで、ボウっと人が見えたの・・・」
ごめん、Dさん。
あなた美人でいい人だけど、この手の話では信憑性が・・・

B「そう、俺とかEさんとCくん後の方いたらDさんが急に叫んで、 みんなして逃げてくんだもん。」
E「そうそう。」
A「帰りは、Dさん俺の手つかんだままで帰ったんすよ。」
D「そう、私片手でAくんの手持って、もう片方でEさんと手つないで帰ったの。」
A「そうそう、1列になってね。」
E「えっ?私、手つないでないよ。」
D「うそ、だって私しっかりとつないでたよ。ねぇ(Aくんに向かって)」
A「うん。」
E「だって、Dさん逃げちゃうから私とBくんとCくんで後から追っかけたんだって。」
B「そうそう、2人ともうちらおいて逃げるんだん。」
D「えーっ!!」

Dさん、いったい誰と手つないでたんですか?
しかも、何とそのこと、1年もあとに気づいてるんですか?
世の中って、知らなければ・・・