#33 ガラスの破片2


提供者:Traviseさん
体験者:バイト仲間のOさん
場 所:川崎町(スポット#1「六角塔」)
掲載日:(98/02/11)

この話はいまから6年前にカラオケBOXでバイトをしていたときに バイト仲間のOさんから聞いた話です。


彼が仲間と 鎌房湖畔のホテル跡 に肝試しにいったときのことです。
一通り探検した後、ホテルの本館から少し離れたところにある大浴場へ 行こうということになりました。
真夜中ということもあり、月明りと持参した懐中電灯だけが頼りです。
大浴場につくと足元はガラスの破片で埋め尽くされ、 男湯と女湯を隔てる大きな壁が目に入りました。

ふと耳を澄ますと何やら男女のささやくような声が聞こえてきます。
壁を隔てて石鹸やシャンプーをやり取りしているような会話です。
Oさんとその仲間は恐怖で逃げることもできないままその会話を聞いていました。

しばらくすると、大浴場を埋め尽くしているガラスの破片を踏む ”じゃり、じゃりじゃりじゃり”という音が、彼らのいるほうに、 少しずつ、ゆっくりと近づいていくるではありませんか。
彼らガラスの破片の上で転んだりして血だらけになりながら逃げてきたそうです。