今から8年前の冬のことでした。
わたしはそのころ志津川町に勤めており、
その日は残業で時計は夜中の11時半をまわっていました。
志津川方面から来ると、そのころは車でトンネルまでは
市街地を抜け約20分ぐらいでした。
何度もも曲がりくねる国道を早く家に帰ろうと、
80キロぐらいでとばしていました。
しかしトンネルの近くになると事故の多発する所のため40キロくらいに
スピードを落とし(峠のような所なので道路もたまに凍る)、
慎重に車を走らせていました。
トンネルの近くにさしかかったときです。
志津川方面からきて右側に脇道があります。
(旧トンネルへのみち。春は山菜取りのマル秘スポットになっている)
その入り口に人が立っているのに、気がつきました。
そうですね、距離にして150メーターくらい前でしょうか。
そのとき私はふと思いました。
なぜこんな”季節に””時間に””人がいるのか”。
まあ車で双方の町から、15分はかかるトンネルに、どうして人が。
車は進みます。
私は、近づくに連れてその姿がはっきりしてきました。
作業着姿のお年寄りだったのです。
年寄りがこんな時間にどうして?。
ライトに照らされたその姿は、何とも!奇妙でした。
顔はうつむきかげんで、ボーとその場に立ちつくしていました。
車はその前を通り過ぎトンネルへ、トンネルに入る直前サイドミラー、
バックミラーで確認しましたがその姿はありません。
その直後車のタイヤはスリップし車はスピン。,br>
幸いにも対向車も後続車もいなかったので事故にはなりませんでした。
私はいそいでトンネルを抜け猛スピードで家へ向かいました。
間違いなくあれはこの世の人ではないと思いました。
もうそれからというものどんなに遅くても9時には家に着くように
仕事を終わらせるようにしました。
そして私は、仙台に転勤。
聞いた話ですが、その旧トンネルへの道に入り山菜取りをして
行方がわからなくなっているお年寄りがいたそうです。
もしかしたら私が見たものは ...たのかもしれません。
みなさんもくれぐれもあのトンネルでの事故、霊との遭遇にも気をつけてください。