#22 移動教室


提供者:まきこさん
体験者:某女子校卒業のA子サン
場 所:仙台市内某女子高
掲載日;(97/10/25)

A子サンは、その当時、髪の毛が結構長く、 女子校ならでわの美容師さんごっこの的になっていました。

移動教室の時は、席は決っているものの、有って無き物。
必ず
「髪の毛さわらせてぇ」
と来る人がいるので、 その日はみんなの輪には入らず、一人離れて漫画本を読んでいました。
輪の中の友人に
「こっちにおいでよ」
といわれても、
「今、漫画本を読んでいるから」
といって断りました。

暫くすると、教室の扉が開き、A子サンの左後ろで誰かが止りました。
A子サンは
「また来やがった」
と思い、しかとを決めました。
しかし、いつまで経ってもその誰かは声をかけてきません。
A子サンは思いました。
「こうなりゃ我慢比べた!!」

そして又暫くすると、
「A子ちゃん」
と友人のB子ちゃんが声をかけてきました。
A子ちゃんは右後方に来たB子ちゃんに聞きました。
「後ろにいる我慢強いの誰?」
B子ちゃんは
「へ?誰もいないよ」
A子ちゃんはB子ちゃんが左後ろの奴とグルだと思い、 みんなのいる方に声をかけました。
「私の後ろで声をかけたそうにしてじっとしてた奴、一体だれ?」
輪の中のみんなは
「そんな人はいない」
「誰もいなかった」
「ずっと一人だった」と。

一体そのA子ちゃんの後ろに立ち止った人は?