今回は私の中学生時代の話です。
今から七,八年前、中学校の遠足で「奥日光」のキャンプ場に行きました。
詳細な場所は覚えてはいませんが、登山で有名な山の麓で四方を山(森?)と
ダムで囲まれた所でした。
(そのダムの上には山を削って作った急カーブが続く道路があり、
そこからの転落事故が多いとの話でした。)
我々はそこでキャンプや登山をしたりして二泊三日滞在したのですが、
事件は最終日の深夜に起こりました。
学校行事なので色々規制が多く、夜の十時から翌朝六時までは
小屋からの外出禁止との規制がありました。
当日、私の小屋では最終日のせいかみんなで騒いでいましたが、
私と一人の友人を残して一時頃には眠ってしまいました。
残った我々は好きな娘の話などをしていたその時です。
隣の小屋の天窓に光りが入って行ったのです。
しばらくして隣の小屋から「ワァー!」「ギャー!」という叫び声が
聞こえてきました。
我々は
「隣の連中、うるせーなー!懐中電灯で遊んでるんだなぁ。」
と思い気に止めなかったのですが、翌朝になって驚きました。
六時になり我々が外に出ると、隣の小屋の連中が
転がるようにして出てくるのです。
中には泣いている奴や、目を真っ赤に腫らした奴など全員が
尋常ではない顔をしています。
話を聞くと
「寝ていたら水が垂れてきた!」
「その水が手に変わった!」
その後、「片手の無いびしょ濡れの女の人が出て来た!」
そしてその女が「私の手はどこ・・・?」
と耳元で囁いたなど、口々に語るのです。
そこに先生方が到着して騒ぎは一段落しましたが、
後で小屋を調べると小屋の下には『お札』が張ってありました。
帰ってから調べると、キャンプ場に隣接するダムで
片腕の無い女性の死体が見付かった事件があったそうです。
しかも彼らの小屋に女が出現したのは、我々が光りを目撃した時間の
直後だったのです。
あの光りはなんだったのでしょうか?
今思うと、懐中電灯の光が外から小屋の中に入るのは不自然ですよねぇ?