この話は、私の中学時代の恩師S先生が 八木山橋で体験したものです。
その日、まだ宮教大の学生だったS先生は、
仲間とともにシャコタン車に乗って八木山橋を走行していると、
一人の男が金網を攀じ登っているのを目撃したそうです。
男は、人とは思えないほどの凄まじい形相で
S先生らをずっと睨み付けていました。
当然ながら、S先生らは車から降り、その男の元へかけよって、
30分から1時間ぐらいの間、飛び降りることのないよう説得しつづけました。
しかし、状況は一向に進展せず、業を煮やしたS先生らはその場を離れて
警察に連絡することにしました。
警察に連絡後、S先生らは再びその場に戻りました。
すると、どうでしょうか。例の男の姿はもうそこにはなかったそうです。
怖くなったS先生らは、警察が来る前にそのまま帰ってしまいました。
家に戻ると、そこには具合が悪くて寝ていたもう一人の友人がいました。
しかし、何かが、変なのです。
その友人は、干してあった洗濯物が体にぐるぐる巻きに付けられていました。
話をきくと、寝ている間に誰かが入ってきて、
いきなり洗濯物でぐるぐるまきにされ、動けなくなってしまったそうです。
後日、例の橋にS先生らが行ってみると、例の男が飛び降りたらしい場所付近で、 一人の年のいった女性が花を手向けていたそうです。
S先生が目撃した男と先生の友人に起こった奇怪な出来事との間に、 どのような関係があるかは判りかねますが、 聞いてから7年経過した今でも脳裏に焼き付いたまま離れない話であったので 投稿させていただきました。