#163 踏みつける男


提供者:ニャン次郎さん
体験者:本人
場 所:山口県
掲載日:2000/08/12

これはまだ18才の頃自分が一番初めにした霊体験です。

わたしは高校卒業後市内の工場へ就職しました。
そこの工場は山口県に本工場があり、一週間の研修が行われることになりました。
宿泊するのはこの会社の寮で築30年位経った寮でした。
入寮したときは何にも感じませんでした。

1日目は何も感じませんでした。

2日目の夜若い人ばかりで夜中まで飲んで騒々しい寮でしたが 午前1時頃でしょうか。
廊下の板張りの床を(便所下駄)で歩き回っている馬鹿者がいるのです。

「カラ−ン、カラ−ン、カラ−ン、カラ−ン」
(夜中に酔っぱらって変なことしてんじゃないよ!!!)

そう思っていたところ段々それは近づいて来ました。
僕の部屋の前で足音は止まり、その時ガシャガシャとドアノブを廻す音が この寮は古く内側と外側で同じ鍵を使うタイプで、鍵は前夜同室のもう一人と かけたので開くはずがありません。
(開かね−よ、酔っぱらい)

そう思った瞬間
「カチャ」
っといってあっけなくドアは開きました。
その幽霊を直感した私、ドアからは強風が吹いてきています。
うつ伏せに寝ていましたが ”それ”が男であること姿形は不思議な事にわかりました。
枕の上を流れるように歩いています。
(あっち行ってくれ)
そう思っていると頭の上を通り過ぎました。

(ほっとしていると)
彼は戻ってきて自分の頭を思いっきり踏みつけるのです。
怖くて僕は号泣していました。
数分してから、彼は部屋の隅へ正座しこちらを
「じ−−−」
っと見ていました。

また2日後にも同様の体験をしました。

この寮に長期に渡って住んでいた人に後日聞いたところによると、 この会社の僕が泊まった寮、階、部屋は幽霊が出ることで 有名な所であったそうです。
また、自殺者が二人いたそうです。