これはまだ18才の頃自分が一番初めにした霊体験です。
わたしは高校卒業後市内の工場へ就職しました。
そこの工場は山口県に本工場があり、一週間の研修が行われることになりました。
宿泊するのはこの会社の寮で築30年位経った寮でした。
入寮したときは何にも感じませんでした。
1日目は何も感じませんでした。
2日目の夜若い人ばかりで夜中まで飲んで騒々しい寮でしたが
午前1時頃でしょうか。
廊下の板張りの床を(便所下駄)で歩き回っている馬鹿者がいるのです。
「カラ−ン、カラ−ン、カラ−ン、カラ−ン」
(夜中に酔っぱらって変なことしてんじゃないよ!!!)
そう思っていたところ段々それは近づいて来ました。
僕の部屋の前で足音は止まり、その時ガシャガシャとドアノブを廻す音が
この寮は古く内側と外側で同じ鍵を使うタイプで、鍵は前夜同室のもう一人と
かけたので開くはずがありません。
(開かね−よ、酔っぱらい)
そう思った瞬間
「カチャ」
っといってあっけなくドアは開きました。
その幽霊を直感した私、ドアからは強風が吹いてきています。
うつ伏せに寝ていましたが
”それ”が男であること姿形は不思議な事にわかりました。
枕の上を流れるように歩いています。
(あっち行ってくれ)
そう思っていると頭の上を通り過ぎました。
(ほっとしていると)
彼は戻ってきて自分の頭を思いっきり踏みつけるのです。
怖くて僕は号泣していました。
数分してから、彼は部屋の隅へ正座しこちらを
「じ−−−」
っと見ていました。
また2日後にも同様の体験をしました。
この寮に長期に渡って住んでいた人に後日聞いたところによると、
この会社の僕が泊まった寮、階、部屋は幽霊が出ることで
有名な所であったそうです。
また、自殺者が二人いたそうです。