#162 バスを待つ人


提供者:高校一年生さん
体験者:中学校時代の先生
場 所:青葉区/太白区(スポット#10「八木山橋」)
掲載日:2000/08/05

この話は私が中学三年生の時に国語担当の先生から聞いた話です。
八木山橋は自殺の名所です。
昼間もですが夜は尚更見えてしまうそうです。

その日、先生はバスがなくなってしまい、 仕方なく弟を呼び車で帰る事にしました。
弟が来て車に乗り込むと
「ちょっと、八木山橋まで行ってみない?」
と言われ行ってみたそうです。

その帰路、四車線道路のはじっこを車で走っていると、 急に弟が悲鳴を上げ車はストップしてしまったそうです。
がたがた震えている弟に先生は
「どうした?」
と聞きましたすると、弟は反対車線のバス停を指差し
「ひ・・・・人が・・・・」
と言いました。
そちらを見てみると、小さく4人首を下にさげ並ぶ人がいました。

先生は何がおかしいのか分からずにいると、やっと異変に気付きました。
全く動かない4人の隣りに、一生懸命4人のうちの1人によじ登ろうとする 人がいる事に。
その人は下半身がなく少し近づいてみると、顔の半分が潰れ、 目が飛び出ていました。

これは危ないと思い、運転ができなくなってしまった弟に代わり、 先生が運転をし近くのファミレスで朝になるのを待ったそうです。
そしてもう一度明るくなってから
「近くの学生のいたずらかもしれない。」
と思い、もう一度そのバス停に行ったそうです。
しかし、そこにはなんの跡かたもなく、 たとえ学生のいたずらだとしても、 自殺防止のための高いフェンスのため 充分な隙間がなく、下半身がないように見せることなど 不可能な状態でした。

それで先生は、 「じゃぁただの見間違いでバスを待ってた人達かもしれない。」
と強引に終わらせたそうです。

でも、よく考えてください。お気づきですか?
先生はバスがないから弟を呼んだんですよね・・・