2、3年前のある日の深夜 私達は車2台に3人ずつ分乗して
肝試しドライブと称して青葉区の
葛岡霊園
に出掛けました。
車2台ということで、FMトランシーバーを使い
お互いの車同士で会話ができるようにしていました。
普通のトランシーバーと違いFMラジオが受信機代わりとなるので
相手の車の中の内容は随時聞こえていました。
そして、2台の車が中央の煙突付近に近づいてくると
無線に雑音が入ったりしてくるようになりました。
安物の無線機なので雑音はさほど気にはなりませんでした。
ところが煙突のふもとまで車をすすめると、
前を走っている車の無線から「ギャーッ!!!」
という女の人の悲鳴がしました。
しかも、前の車は急にUターンして引き返していくので
私達の車もすぐにUターンして後を追いました。
そして、仙台市の中心部まで戻ってきて
車を降りて前を走っていた車に乗っていた友達に
「さっきの悲鳴はいったいなんだったの?
と聞くと、
「えっ、そっちの車で叫んだんじゃないの?」
と友達は答えました。
つまり、お互いに相手の悲鳴と思っていたのですが、
実は誰もそんな声は上げていなかったのです。
あの”悲鳴”はいったいなんだったのでしょう?