その近辺に住んでいた友人の話しで
某学校の裏手にある宅地での出来事です。
そこは造成して売り出した住宅地で元々は林でした。
何棟も並ぶ新築の物件に移り住んだ住人の方が入居した。
が、翌日には出て行くことが重なり、近辺の方が不審に思い聞き込むと
「"人"が沢山居る」ことが原因だったそうです。
引越しの夜に床に就くと夜半に空気がざわめくのが分かり起きたそうです。
目を開けると何人かがベットの側面に背中を向けてうつむきながら床に座っており、
その前を人が行きかっている光景が灯かりのない部屋の中で見えたそうです。
行きかう人は壁の中から現れ、座っている人の前を通り反対側の壁に消え、
その壁からまた人が現れては反対側の壁に向かって歩いていく...
自分の存在を気にするそぶりもなく繰り返していたそうです。
側面の人と行きかう人を避けて部屋を出て廊下に通じるドアを
開けるとそこでも無数の人が廊下を歩いており覚悟を決めてぶつかる勢いで
玄関まで走って外に出たそうです。
外には人は居らずそのまま走って逃げ、
道沿いにあった家に駆け込んだそうです。
違う部屋に居た他の家族も異変を感じてはいましたが、
布団にもぐり込んで朝が来るまで身動きができなかったそうです。
その後、その家族は家を手放したそうです。
同じ区画の違う棟に越してきた他の方も
同じ体験をされたようで新たな家族が引越しては、
すぐに出て行くのを繰り返したそうです。
さすがに噂になり越してくる方もなくなり、
今もその辺一帯の住宅は無人のまま残っています。