そのホテルは海岸沿い道路の少し上に立っているのですが、
未だに看板が堂々と立っているので、日本海を眺めながら男鹿半島を
1周すれば誰にでも簡単にみつけられると思います。
廃墟にしてはかなり小奇麗で、
つい近年まで営業してという雰囲気を醸し出していました。
内部は本当にきれいで、客室の廊下などは本当に営業中のホテルと
変わらないくらいでした。
絨毯などもまるできれいでした。
偶然1つの部屋を開けてみたところ、内部は廊下とは似ても似つかないくらいに
酷く荒れていました。
誰かが意図的に荒らしたのか、雨漏りによる腐食なのか、
もしくはボヤが起きたかと言った感じでした。
ただ、部屋の真ん中に向かい合わせに置かれた椅子が印象的でした。
そのあと、いくつかの部屋を覗こうとしましたが、
そのどれもが施錠されていて、結局、最初の部屋以外はすべて施錠されていました。
偶然に最初に開けた部屋だけが、開錠されていたという「偶然の結果」になりました。
その後、宴会場や男湯・女湯を見て回りましたが、
雪が降る地方にも関わらず廃墟ということで、
至る所が傷んでいるようでその証拠に所々雨漏りが起きていました。
雨漏りの音が、誰かの足跡に聞こえて何度か2人でビックリしました。
状態のいい廃墟というのは、稼動中の雰囲気がリアルに伝わってきて
逆にその静寂から違った怖さを覚えるものです。